サーキュラーエコノミーって?①リニアとサーキュラー

「サーキュラーエコノミー」
これは、私たち人類がこれからも永続的に繁栄し、安定した生活を送っていくために必要となってくる経済の仕組みだ。

「サーキュラー(circular)」というのは、直訳すると「円の、グルグル回る、循環性の」などの意味がある。
「エコノミー(economy)」というのは経済のこと。
つまり、2つを合わせると「循環型(循環する)経済」という意味の言葉になる。

リニアエコノミーとその代償

従来の経済は、一直線にモノが流れるリニアエコノミーが主流であった。
わかりやすく言えば「使い捨て」、つまり「大量に作って、大量に消費して、大量に廃棄していく」という流れだ。

地球上にある有限で有効な資源を集めて、次々に新しい技術と製品を生み出し、更にそれが新たな雇用機会や需要を作って、経済が成長していく。
経済の発展において、「資源の採取→生産→消費→廃棄」の流れを繰り返すことは必要な過程だったようにも思われる。

この時代があったおかげで飛躍的に技術が進歩し、パソコンやスマートフォン、インターネットなどが普及。
半世紀前では考えられなかったことが可能となり、且つ当たり前となっているのだから、一概には非難できない。

From a linear to a circular economy | Circular economy

しかしながら、この経済発展に伴い、限りある地球の自然と資源を食い尽くしていたのもまた事実だ。
森林の減少や生態系の変化、資源の枯渇、温室効果ガスの排出、異常気象の発生など、地球環境を傷つけてしまった代償は計り知れない。
自然環境以外の面でも、児童労働や低賃金、長時間労働などの労働搾取といった、人権を度外視したような負の遺産までも作り出してしまった。
その反省を活かし、未来を良くするための約束(人類共通の目標)として掲げられているのがSDGsである。

今まで環境に良い取り組みとされてきた3R(リデュース、リユース、リサイクル)はリニアエコノミー の延長線に過ぎない。
なぜなら、これらの考えは廃棄物が排出されることが前提となっているからだ。
もうこれ以上廃棄物を生み出していては、明るく豊かな未来は望めない
今、「無駄」という概念自体を取り払い、それを根底から覆す必要に迫られている。

廃棄が前提のため、完全な循環図にはならない

循環モデルへの移行

「サーキュラーエコノミー」への移行は、今後私たちが生きていくためには必要不可欠な変革だ。
この経済形態の大前提は、廃棄物や汚染を出さないこと。先述のリニアエコノミーや3Rとはこの時点で根本から異なる。

サーキュラーエコノミーが目指すものは、現在の「資源を採って、作って、捨てる」というリニア型産業モデルの抜本的な見直し、
限りある資源の消費と経済の発展との切り離し(デカップリング)と、廃棄物を出さないシステムの構築である。

エレン・マッカーサー財団による推進

「サーキュラーエコノミー」と関連しておさえておきたい組織がエレン・マッカーサー財団である。
この財団は
イギリスに本拠地を構える民間非営利団体で、世界におけるサーキュラーエコノミーの普及、推進のために様々な発信を行っている。

Explaining the Circular Economy and How Society Can Re-think Progress | Animated Video Essay

エレン・マッカーサー財団はサーキュラーエコノミーの3原則を以下のように提唱している。
What is a Circular Economy? 参照

・廃棄物や汚染を出さない設計を行う
・製品や資材を使い続ける
・自然のシステムを再生する


この3原則に基づいて構築されたシステムの図が「バタフライダイアグラム」だ。


次の記事では、サーキュラーエコノミーを理解するにおいて重要な要素となるこの「バタフライダイアグラム」が示す経済の仕組みと構造について解説していきたい。


             

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