成長が止まらない南米EC!Mercado Libre(メルカドリブレ)

メルカドリブレ Eコマース オンラインショッピング


Mercado Libre(以下、メルカドリブレ)はアルゼンチンに拠点を置き、ラテンアメリカ18か国に展開するECプラットフォームだ。
1999年にアルゼンチンで設立され、2007年8月にNASDAQに上場した。
なんとその株価上昇率は過去5年間で900%近くにもなる。
参考:マネックス証券 マネクリ 【米国株動向】急成長するeコマースのエッツィとメルカドリブレを比較検討

それではその中南米とメルカドリブレについて、詳しく見ていこう。

中南米のインターネット普及率とEC事情について

中南米地域のEC市場は、現在目まぐるしい成長を続けている。
それらを後押ししている要因には、スマートフォンの普及や配送インフラの整備などが考えられるだろう。

中南米の国の一つであるメキシコを例にとると、そのインターネット利用人口は年々増加している。
また、ネットを利用する端末としてはスマートフォンが一番多く、その次にノートパソコンの利用が多い。
さらに、JETROによれば、実施したアンケートの回答者1759人のうち、約半数が1年以内に越境ECを利用したとのこと。
その主な利用プラットフォームはアマゾン(Amazon)や、今回紹介するメルカドリブレである。
米国やアジア(特に中国)からの購入が多く、越境ECを利用する理由としては「国内で手に入らない商品だから」「外国の方が値段が安いから」というのが挙げられた。

利用年代や、インターネットとスマートフォン利用率の増加、ECの普及率、全てを加味して、これからますますの成長が期待される中南米のマーケット。
その中南米で躍進するのがメルカドリブレだ。

 

スマートフォンの普及と比例して増加するメルカドリブレの利用者グラフ メキシコ

「メキシコのインターネット利用人口と全人口に対する利用率の推移」
(参考・引用:JETRO 地域・分析レポート 拡大するメキシコEC市場、さらなる成長のカギは

 

メルカドリブレ マーケットプレイスの魅力

メルカドリブレの魅力はなんと言っても先述の中南米というマーケットと、その商品カテゴリーの豊富さだ。
メルカドリブレでは、1年間に約6500万人もの購入者と1200万人もの販売者が行き交い、この1秒の間にも533件以上の訪問と27件の注文が発生する。
そして、こちらはメルカドリブレ アルゼンチンのサイトにある商品カテゴリーを自動翻訳にかけたもの。
(元のサイトの言語はスペイン語)

 

メルカドリブレのメニュースクリーンショット

(引用・自動翻訳:メルカドリブレ アルゼンチン 公式サイト

 

取り扱っている商品は日用品から、農業機械やトラックなどの大型製品まで、実に多種多様である。
カテゴリーの中に「持続可能な製品」という分類があるのも環境への配慮が伺える。(以下画像参照)

 

メルカドリブレの環境に配慮したページ スクリーンショット

(引用・自動翻訳:メルカドリブレ アルゼンチン 公式サイト

 

中南米においては、まだまだ流通している物の種類が少ない地域もある。
そこに住む人々にとって、たくさんのカテゴリーと選択肢から欲しい商品が見つけられるメルカドリブレはとても心強い存在だろう。
また、メルカドリブレはマーケットプレイス以外にも様々な事業を展開しており、それらが成長と人気を支えている大きな要素でもある。

決済フィンテック Mercado Pago(メルカドパゴ)

 

メルカドパゴアプリのアップルストアダウンロード画面 スクリーンショット

(引用:アップルストア メルカドパゴ ダウンロード画面

 

特に人気を集める要因として、独自の決済フィンテック『Mercado Pago(以下、メルカドパゴ)』が考えられる。
中南米においても少しずつキャッシュレス化の動きは進んできているが、一部ではまだまだ現金決済が主流だったり、クレジットカードや銀行口座を持っていなかったりする。
メルカドパゴの存在が利用者の負担や不安を解消し、より安全安心でスムーズな取引を実現しているのだ。
メルカドリブレによるこの決済システムの提供が、自社モールの発展だけでなく、キャッシュレス化の促進に一役買ったと言っても過言ではないだろう。

 


※フィンテック(FinTech)とは
金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語。
金融サービスと情報技術を結びつけたさまざまな革新的な動きを指す。(参考・引用:日本銀行 FinTech(フィンテック)とは何ですか?

ロジスティクスサービス Mercado Envios(メルカドエンビオス)

メルカドリブレに出品している販売者が『Mercado Envios(以下、メルカドエンビオス)』を選択すると、メルカドリブレの倉庫やフルフィルメント、3PLなどを利用できるようになる。
加えて、簡易な伝票の発行や、荷物の追跡、紛失保証のサービスなども提供されているので、配送インフラがまだ確立されていないエリアでも安心してスピーディーな配送を提供できるようになるのだ。
「メルカドエンビオス フル」プランの場合、商品は通常即日または翌日に発送される。

また、出品アイテムにもメルカドエンビオスを利用していることが分かる表示が出るので、利用者から検索されやすくなり、商品の露出が増えるという利点もある。
送料無料の場合、スペイン語でそれを意味する「Envío gratis」という表示が緑色でつくのだ。
その上、評価によっては出品者は最大50%もの送料をコストカットできる。

購入者にとってはメルカドエンビオスの商品は、「一定額以上で送料無料・早い配送」というイメージだろう。
実は、かの楽天もメルカドリブレのこの物流サービスを参考に送料無料ラインを設定しているのだ。
メルカドリブレでは2016年8月にメキシコからスタートし、徐々に広がっていったこのサービスだが、楽天は2020年から「39ショップ(一定金額以上で送料無料)」というサービスを開始している。
(参考:ネット経済新聞 【〈南米ルポ〉楽天が参考にした「メルカドリブレ」のリアル】第2回

この他にも、広告ソリューション・クラシファイドサービスの「Mercado Libre Classifieds(メルカドリブレクラシファイズ)」、オンラインウェブストアソリューション「Mercado Shops(メルカドショップス)」などの事業も展開している。

今後も成長を続けるメルカドリブレと中南米

2017年のJETROの調査資料において、メルカドリブレのマティアス・フェルナンデス・ディアス氏は「越境 EC の拡大に積極的に組んでいる」と語っていた。
また、同氏は中南米市場ではアジアの製品やブランドが不足していること、中南米の消費者は日本ブランドを強く信頼していることなどについても言及している。(引用・参考:JETRO 海外調査部 米州課中南米の e コマース事情

こう聞くと中南米が市場として狙い目であることに胸躍るのだが、2017年時点のJETROの情報では、「日本からの出店を考えた場合、メルカドリブレについては、出店者がメキシコ居住であることを求めており、現地進出企業であるか、現地にパートナーが必要となる」となっていた。(引用:JETRO ビジネス短信 3大ECサイトが出店者の選択肢に-中南米のeコマース事情(1)-

そして、2021年7月現在ではどうやら、中国・香港・アメリカからの新規セラー申請しか受け付けていないようだが(以下画像参照)、日本からのセラーを受け付ける日もそう遠くはないように思える。
いざ、チャンスが巡ってきた時に乗り遅れることがないよう、今後のマーケット拡大を期待しつつも、勢いを増し続けるメルカドリブレと中南米エリアにはしっかりとアンテナを張っておきたい。

 

メルカドリブレの登録画面スクリーンショット 2021年7月現在中国・香港・アメリカからの申請しかできない

(引用:メルカドリブレ セラー申請画面 Mercado Libre Global Selling

 


             

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